GoPro HERO7 Blackを購入してから、旅行中に動画を撮る機会がかなり増えてきました。以前はソニーのアクションカムを使用していたので、アクションカムに比べ手振れ補正が良く効いていて満足していましたが、最近は帰ってきて見返すと満足出来ないことも多くなってきました。
もっと良い動画が撮りたい!!そこで、一眼はもともと持っていたので、今回思い切ってZHIYUN WEEBILL Sを購入し、Canon EOS RP, EOS Kiss X7にLレンズを装着して、どの程度まで耐えれるのか動作テストをしてみました。日本では近日発売予定の様ですので、ご検討中の方は参考程度にご覧ください。(おまけに、GoProと携帯が装着できるかも確認してみました。)
ジンバルを探している中でポイントは4つ
- 旅に使え、尚且つ持ち運びやすい
- GoPro HERO7 Black が付く
- 携帯が付く
- ミラーレス一眼+ある程度のレンズが付く
候補
- FeiyuTech G6 PLUS
重量は700g弱ですが、載せれる重さが800g以内。縦長にしか持てないのがネック。 - ZHIYUN CRANE M2
重さ500gと軽くコンパクト。ゴープロ、携帯には丁度良いのですが、フルサイズミラーレスを載せるのは難しそうと諦めました。 - ZHIYUN WEEBILL S
重量が一番ある。980g前後。重く感じますが、三脚の取り付け位置が変えれて吊り下げ式で持てる為重く感じない。積載重量も300g~3kgまで。WEEBILL LABよりトルクが300%アップしてるらしい。ゴープロ、携帯を付けるには最小積載能力が問題となりそうですが、何とか工夫したら付けれそう。逆に重いレンズを使えそうなのでこれを採用しました。
カメラとの相性をチェック
今回使用するカメラが、Canon EOS RP, EOS Kiss X7にLレンズ(本体とレンズのバランスが非常に悪いものを取り付ける) ので、うまくバランスが取れるか、重さに耐える事ができるのか順にチェックしていきます。
使用するカメラやレンズの重さは下記となります。
EOSRP 485g+シリコンカバー50g
EOS KISSX7 407g
マウントアダプタ EF-EOS R110g
EF24-105mm F4L IS USM 670g
EF70-200mm F4L IS USM 760g
TS-E24mm F3.5L2 780g
EF40mm F2.8 STM 130g
EFS10-18mm F4.5-5.6IS STM 240g
EOS RPにEFレンズを使用するためには、EF-EOSRマウントアダプタを使う必要があります。
(元々EOS 5D MarkⅡを使用していたためEFレンズしかない)
検証
1. EOSRP+マウントアダプタ+EF24-105 F4L=1315g
〇全く問題なく使用できました。ズーム時レンズ鏡筒が伸び、重心が変化しますがバランスを保持してくれます。
2. EOSRP+マウントアダプタ+TS-E24=1425g
〇取り付けベースとレンズが干渉するため、付属のかさ上げ用のベースを使用。こちらも問題なく使うことができました。
3.EOSRP+マウントアダプタ+EF70-200mm F4L 1405g
△重心が本体よりかなり前に来るため、取り付けに工夫がいりますが、何とか使用可能。
バランスを取るためオフセットさせるため、ジンバルと干渉してしまいます。何とか使えますが、より完璧に使うには、重心をカメラ本体近くにする為にカウンタウェイトを付けると完璧だと思います。(まだ積載重量には余裕があるため150g程度のウェイトを追加したら良いと思います。)
4.KISSX7+EFS10-18mm=647g
〇APSCサイズのデジイチでの干渉確認を行いました。RPに比べカメラ本体の高さがありますが、全く問題ありません。
今回すべてのレンズでテストしましたが、トルクが300%アップしているためか、まだまだ余力がありそうです。(手で保持している感じを確認したがまだまだ余裕がありそう。)
5.ゴープロの取り付け:本体が116g,ケースを入れても200g程度
〇工夫が必要。取り付けアダプタにクイックリリースの様なもの(120g程度)を追加したところ、問題なく使用できました。
6.携帯(HUAWEI MATE10+ケース)約280g。
〇携帯を取り付けるブラケットは付属していない為、自分で準備。トータル350g程度になり、問題なく稼働。
※その他EF40mm F2.8 STM 130gでも動作確認して、問題なく使用できています。
実際のテスト
電気バス(ゴルフカートが大きくなったような乗り物)に乗り、EOSRPにEF24-105でテストしました。レンズのスタビライザ、本体の手振れ軽減両方ともoffにしてテスト。
かなりの揺れもうまく制御してくれていました。105mm側ではさすがに少しぶれたシチュエーションもありましたが、ゴープロに比べればかなり優秀。その模様をYouTubeにUPしていますので、ご興味がある方は是非チェックしてみてください。
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今回は海外でのテストであり、道も日本とは全然違いガタガタ。それでもうまく揺れを吸収してくれ、満足な動画が撮れそうです。
ジンバルだけでも980gと重く、カメラを装着するとそれなりの重量になるので、男性でも手が疲れると思いますが、三脚部分が外れハンドグリップとしても使用できるので、この持ち方であれば女性でもそこまで重さを感じずに使えそうです。
以上、新発売WEEBILL Sのレビューでした。三脚を取り外した本体の全長は297mmとコンパクトで、かつパワフルなジンバルです。旅行のお供にぜひ!
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