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【ヨーロッパで車中泊】 おすすめミニバン レンタカー 実際に使用してみたレビュー

フォルクスワーゲン キャディ 全体写真

先日主人と、スペイン/フランスのピレネーをにて旅行をしてきました。ヨーロッパ旅行と言えばほしいところ。しかし、キャンピングカーはかなり大きい。そして運転に自信がないともなるとかなりハードルが高い。ピレネーの山の中もどの程度の道なのかも未知なので心配事が湧き水のよう次から次へと湧いてくる。

 

そんな同じ悩みを抱えた方に、今回私たちがレンタルした車や方法、快適な車中泊をするためにしたこと、準備していった物などご紹介します。ヨーロッパの場の様子も併せてご紹介していきます。

 

レンタカーはどのサイトで予約?

 

出発前、様々なレンタカー会社で車を探しましたが、最終的にEuropcar/ヨーロッパカーで予約をとりました。車中泊がしたいということで少し大きめの車を探していたため、車種の予約はVW TOURAN 5+2P同等クラスで予約をしてみました。

 

今回はVW TOURAN同様クラスで十分大人二人が寝れるのではないかと考え車種の指定をして行かなかったのですが、ヨーロッパカーのお勧めポイントは、細かく希望の指定ができるところだと思います。車種を絞ってモデルチョイスがきるところや、マニュアル車の運転に慣れていない方は、オートマ車を選択できたりするのでお勧めです。

 

また、もう一件レンタカーで見ていたサイトは、Sixtというレンタカーサイトです。こちらも、細かく車種が分かれていて選びやすいとおもいます。しかし、オートマ車を指定すると車種が少なくなり値段も高くなるので、マニュアル車の運転をお考えの方には向いているサイトだと思います。

 

ヨーロッパでレンタカーをお考えの方は、選べるのであればディーゼル車の方がお勧めです。今回私たちはVW TOURAN 5+2P同等クラスを予約したのですが、実際レンタルした車はルクスワーゲン キャディ/VW Caddy 5+2Pでした。こちらの車はディーゼル車(マニュアル)で燃費15㎞前後/ℓでした。また、ヨーロッパはガソリンよりディーゼルの方が2割程度安いので、ガソリン代の節約にもつながります。ちなみに、ヨーロッパカーでは、空きがあればVW Caddy 5+2P指定で予約することも可能です。

 

フォルクスワーゲン キャッディはどんな車?車内はどうなっている?

  • 7人乗り
  • 全長4.876mm × 全幅1.794mm × 全高1.831mm
  • 中の高さ1.233mm

7人乗りということもあり広々した印象です。7人が広々乗ることができるスペースと、更に後ろに大きなスーツケースが5-6個は乗るほどの荷物スペースがあります。ピレネーの山の中など、少し狭い道を通る際は大きいなという印象を受けました。

 

オーバーヘッドコンソール(運転席、助手席の上に物を入れておける棚の様なもの)があります。こちらには頻繁に使用するものなどを収納しておけるので、車中泊生活に大いに役立ちました。アウトドアで利用されることもある程度想定して作られているのではないかと思います。シガーソケットやUSB充電ができる箇所も数カ所ありとても便利です。

 

何より車中泊の快適さを決めるカギは、全長もそうですが【高さ】です。キャンピングカーのように立てる訳ではないのですが、ある程度高さがあるとそれだけで利便性が上がります。寝て起きたら頭が当たるなんてことになると、かなり疲れますからね。。

 

椅子を完全に取ること等、レンタカーですと出来ないことも出てきす。椅子をたたんだ状態でその上に寝ることになるので、車内の高さが必要になります。その点、VW Caddyは高さがあるので、身長170cmの主人でも頭上にまだまだ余裕があり快適に生活できました



キャンプや車中泊での問題、充電はどうする?

セルスターのDC/ACインバーター

 

そしてキャンプや車中泊となると充電の問題も出てきます。私たちは、レンタカーをする際必ずセルスターのDC/ACインバーターを持参します。シガーソケットから家庭用コンセントとUSB充電できます。とてもコンパクトなのですが、GoPro1台、携帯2台、一眼カメラ2台持っていき全ての充電をここでします。もちろん、口が足りないので100均などに売っている三又コンセントプラグも持参して使用しています。

 

シガーソケットからの充電のほかにUSBで直接充電できる箇所も数カ所あった為、そちらからも併せて充電をしていました。車が動いている間は貴重な充電時間でもあるので、必ず充電していましたが、そのような使い方で問題なく足りました。

 

※注意点

日本車は、シガーソケットか電源をとる場合キーに連動してるので、キーが抜けたら充電が止まりますが、ヨーロッパ社はキーを抜いても動き続ける車種もあるので注意が必要です。最初に確認しておいた方が良いです。

 

車中泊のために持参したもの

車中泊に必要な物はほとんどヨーロッパで揃えることができますが、持ち合わせていたものもあったので少し持参しました。

 

  1. スリーシーズン用シュラフ×2(マイナス5度程度まで対応)ー これは必須です。10月上旬に行ったのですが朝晩は10度以下になることもあるので、暖をとるものは必ず持参した方が良いです。
  2. ソーラーパネル充電式ライト×1
  3. シート×1 ー 外で使用できる椅子を持ち合わせていなかったため、シートがあると便利です。特にキャンプ場での食事を作る際など。
  4. leatherman JUICE XE6 ー これはかなり使いました。アウトドアをしていると何かと役立ちます。私のお勧めは、はさみが付いたタイプがお勧めです。
  5. 養生テープ×1 ー レンタカーは傷つけたり汚してはいけないので、養生テープがあると便利です。目隠しを張る際に使ったり、後程出てきますが、木材のエッジに張って使ったりしました。
  6. アウトドア用鍋×2
  7. ゴミ袋 ー 旅行中、よくビニール袋不足に陥るので持参しました。ヨーロッパは、スーパーなどでビニール袋をもらえません。レジ袋くらいの大きさが重宝します。
  8. パレオの様な大きめで薄手の布 ー 目隠しに使ったり、羽織ったり便利です。
  9. Microfibre towel L - デカトロンで購入したのですが、吸水性が良く乾くのも割と早いので、アウトドアではよく利用します。大きめのタオルは下にひくこともできますし、車中泊の際の目隠しとしても利用していました。

その他、アウトドア系の洋服等はもちろん必要です。

 

雨が降った際など、荷室のドアが上に開くタイプの車は大変便利です。少しだけですが雨を避けることもでき、悪天候でも外で調理等できます。大きめのシート等があれば紐で括ったりしてちょっとしたテント代わりにも使えるので、お好みのアレンジに挑戦してみてください。

 

現地で買い足したもの

  1. Quechua SELF INFLATING MATTRESS ARPENAZ COMFORT 65を2個(Decathlon)特別な器具もいらず、口で簡単に膨らますことができます。サイドにチャックがついていてマットレスを繋げて使うことができます。
  2. 登山用ガスバーナ(ガスカートリッジ+ガスバーナー/Decathlon)
  3. 枕×2(IKEA)
  4. プラスチックボックス×2 (IKEA)以後説明していきます。
  5. 発送用段ボール(小)×2 (IKEA)以後説明していきます。

 

車中泊に必要な物をどこで買う?

車中泊をするには少し必要な物があります。まず車の座席を倒してどうなっているのか確認しました。後部座席1列目の座席は背もたれを前に倒した状態(水平になります)、2列目の座席(背もたれ立てたまま)とほぼ水平になりました。

 

後部座席1列目と2列目の間と運転席、助手席の後ろの空間をどう埋めるかを検討します。スーツケース等を入れて高さ出しをしても良いと思いますが、マットレスをどけた際に椅子としても利用したかったので、なるべく荷物を積めないようにしておくことにしました。

 

サイズを測り、最初にLeroy Merlin Puerto Veneciaというホームセンターを見つけ板を購入。縦600mm, 横400mm, 暑さ5mmの板を3枚。スペインで行ったホームセンターなのですが、品ぞろえ充実のホームセンターなので、必要な物があれば行ってみると役に立つと思います。

 

次にIKEAでプラスチックBOX2個と発送用段ボールの箱2個を購入。(BOXと段ボールを縦に積んで高さを出したい)

 

Decathlonはヨーロッパで店舗数が多く、すぐに見つけることができます。こちらでは忘れてはいけないマットレスを2個購入。

 

寝るためには?

フォルクスワーゲン キャディ 車中泊 セッティング風景

 

後部座席1列目と2列目の間に板を渡し、運転席と助手席の後ろにはイケアで購入したプラスチックボックスと段ボールを重ねて高さを出しました。段ボール間の隙間にも板を一枚渡しました。(板のエッジに養生テープを貼って使用した方が良さそうです。木くずが車についたり、マットに穴を空けるのを防げます。)どの程度の高さにしたい方は事前に測っていきました。ほぼフラットになったところで、その上にデカトロンで買ったインフレータブルマットを二つ繋げて広げるとほぼちょうど収まります。

 

また、インフレータブルのマットは少し空気を多めに入れるとそれなりに硬さも出るのでそちらの方が空間が気にならないと思います。

実際寝た場合どうか?

私の身長155cm、主人の身長170cm、 横幅はそこまで狭くありません。大人二人が上向きに寝れるくらい広さがあります。縦の長さは私の身長ならまだまだ余裕がありますが、主人の身長だと少し足があたりますが、こちらも問題ない範囲でした。硬めにマットレスを膨らませてあるので、空間はそこまで気になりませんでした。

 

段ボールは強度が弱いので、中にすぐに使うものなど入れておくと、つぶれにくく便利でもあります。荷物が寝る場所以外に置けるというのも、かなり助かりました。ピレネーの山に入っていくので、町でそれなりの食料を買いだめしていきましたので、その食料もすべて後ろに入れることができすっきりできました。また、日中はマットレスの空気を少し抜いた状態で、後ろの荷室に入れておけるのもとても便利です。

 

キャンプ場の様子

 

Torla キャンプ場の様子

 

まず、キャンプと聞くとシャワーできるのかな?と心配になったりしますが、今回フランスとスペインのキャンプ場へ行きましたが、どこもきれいなシャワールームが付いていました。大きなキャンプ場になればなるほどシャワーの数も多いので、混んでて使えないなんてこともありません。

 

私がピレネーへ行ったのは10月上旬でしたが、場所によってはかなり冷え込む場所もあります。しかし、シャワーやトイレなどの共用施設は、寒くなると暖房がしっかり効いていたので寒い思いをすることなくシャワーを利用できました。もちろん、ドライヤー等はありませんので必要な方は持参が必要です。

 

キャンプサイトには別途料金で電源利用も可能です。炊事場はもちろん、洗濯用シンクや有料のコインランドリーも付いているところがほとんどなので、毎日の手洗いがめんどくさいという方は、機械でいっぺんに洗うことができます。とても便利です。もちろんネット環境もあって、free wifiはどこのキャンプ場でもありました。私達はなるべく最小限の荷物で行きたかったため、椅子やテーブルは持っていきませんでしたが、ちょっとしたテーブルや椅子があるとより快適だと思います。

 

料金は場所にもよりますが、大人2人と車1台(車の中で寝る)で30ユーロ前後/1泊くらいでした。

 

最後に

ヨーロッパでは、キャンピングカーでの旅がとてもメジャーで、その分キャンプ場も日本よりもずっと設備が整っています。予定を立てていても、旅先で目にする素晴らしい景色につられて、ついつい寄り道をして予定変更なんてことも多々あります。しかし、それが楽しかったりするので時間に縛られない旅には車中泊での旅は大変お勧めです。

 

私がレンタカーの車中泊をして感じたことは、この程度の大きさのレンタカーがあれば、の予約はもはや必要ないと感じました。足を伸ばして寝ることもできるし、ほぼフラットな状態で寝ることができるので体も疲れにくいです。むしろ、ホテルを予約すると、必ずそこまでは行かなければいけなくなるし、せっかく楽しんでいても時間切れなんてことも出てきます。天候が悪いから予定変更なんてこともできなくなるので、より旅行を満喫するには車中泊は有りだと感じました。どこそれ構わずに駐車して寝るのは治安面でお勧めできませんが、キャンプ場でしたら安心して滞在できますし不便もありませんので是非利用してみてください。

 

ちなみに車の窓ガラスの目隠しですが、高いものをわざわざ買うのももったいないと思い、デカトロンで包装紙を買って貼り付けてみました。運転に支障がない範囲で張ってみてください。意外にも最後まで持ってくれたので助かりました。

 

高さ上げに購入したプラスチックボックスは、帰国前に宿泊したバックパッカー向けホステルにあったおすそ分けコーナー(不要になったものを他の旅行者にお譲りするシステムがあるのですが、)におすそ分けしてきました。キャンピングカーで旅行されている方も多いので、そういった方におすそ分けして来ることもできると思います。是非お試しあれ。

 



 

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