東南アジアで人気が高い世界遺産の1つ「アンコールワット」。いつか行ってみたい!とかねてから思っていたアンコール遺跡に遂に行って来ました。今回は実際に6時間で回ってきたアンコール遺跡の観光方法や遺跡の様子などについてご紹介します。
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アンコール遺跡について
カンボジア、シェムリアップにはアンコールワット遺跡群があり、その中の1つがかの有名なアンコールワットです。アンコール遺跡はクメール王朝時代に築かれた遺跡群(現在のカンボジア王国の起源となったクメール王朝の首都の跡)で1992年ユネスコの世界危機遺産に登録され、また2004年には世界文化遺産に登録されました。遺跡はアンコールワットやアンコールトムを中心に東西南北に点在しています。
アンコールワット観光の方法
アンコールワットの観光方法は①個人でまわるか、もしくは②ツアーに参加するかです。私は個人旅行派の人間なので今回は個人旅行に関してご紹介しますが、トゥクトゥクなど個人での交渉など煩わしい、雨季に観光に来た、最高に暑い時期でクーラー付きの車で移動したい!!という方はツアーに参加されることをお勧めします。
観光におすすめの時期
ところで雨季と乾季があるシェムリアップですが、いつが観光するのにベストシーズンかご存知でしょうか?答えは乾季にあたる「12月〜3月」です。乾季になると雨がほとんど降りません。遺跡観光はほとんどの場所が屋外となりますので乾季に行かれる方が断然観光しやすいです。また、その中でもお勧めは<1月>です。特に3,4月は乾季の中でも日中かなり気温が上がります。1月は乾季の中で1番涼しい時期になります。(そうは言っても暑いことは暑いんですが・・)
トゥクトゥク手配
それではアンコール遺跡を観光するのに欠かせないのはトゥクトゥクです。 (雨季に観光される方は雨対策がしっかりされたトゥクトゥクを探してくださいね。)ホテルで手配してもらってもいいですし、もっと安く抑えたいという方は街中にいるトゥクトゥクに話しかけて金額交渉をします。私の場合は手っ取り早くホテルでお願いして1日(朝11時〜夕方頃まで)18USDでした。(シェムリアップではほとんどの場所でUSDが利用できます。)片言ですが英語で案内もしてくれました。
アンコール遺跡チケット購入
まず一目散にアンコールワットに・・・と行きたいところですが、途中にあるチケットセンターへ向かいチケット購入が必要です。今回は1日券を購入してみました。料金は37USD/1人。譲渡できないようにチケットには顔写真が載ります。
料金はこちら(予告なく変更になる可能性もありますのでHPにてご確認ください)
- 1-Day Pass$37 購入日のみ有効
- 3-Day Pass$62 購入日から10日以内の任意の3日間利用可能
- 7-Day Pass$72 購入日から1ヶ月以内の任意の7日寛利用可能
アンコールワット
ではチケットも購入できたので早速お目当のアンコールワットへ向かいます。遠くからでも既にアンコールワットが見えていてテンションが上がってきました。
王が変わる毎に新しい王宮が建設されていたそうなのですが、そのなかでもアンコールワットは最大規模を誇る寺院。建設に30年もの年月をかけ造られたヒンズー教寺院で、後に仏教寺院になったそうです。
すごく味があるというか・・時代を感じますよね。じっくり見てみるとすごく細かい模様がついていて、ものすごい手間をかけて作られているのが分かります。
中の方に進んでいくと中央祠堂が見えて来ました。
中の十字回廊。朱色に塗られた天井や柱を見ることができます。壁にあしらった模様やデヴァター像が残っているのもすごいことですが、当時の色がまだ残っていて見ることができるなんて素敵ですよね。
首のない仏像
仏像の頭に宝石を埋め込む風習があり、過去に盗掘されてしまったそうです。。
急な階段を登って上から遺跡の景色を見ることができる場所は第三回廊。こちらは人数制限を設けていて常時100人ほどしか入場できません。私が行った際は待ち時間なく入ることができましたが、混雑時には入場に並ぶこともある様です。待つ場合は屋外で待つことになると思いますので、日傘や帽子は必須です。
手すりとしっかりした階段を作ってもらっているとはいえ、めちゃくちゃ急!!登りより下りが恐怖・・・。お年寄りや小さなお子様には上に上がることが難しいと思います。
上から見える景色。こちらはまた更に時代を感じる風景。高い建物がないので、昔とそう変わらない景色を見ることができているような気がします。
アンコールワットでは全てをじっくりと見てまわるのに2時間ほどかかりました。あれこれと熱中して見学しているうちにあっという間に時間が過ぎてしまいました。とにかく暑いので水分補給を忘れずに。
アンコールトム/バイヨン寺院
アンコールワット観光とセットなのがアンコールトムです。 アンコールトム自体はとても広く、その広さはアンコールワットの約4倍ほど。その敷地の中には寺院や王宮など80を越える遺跡があります。その中でもメインの遺跡バイヨン寺院へ行って来ました。
バイヨンと言えば巨大四面仏塔です。50基ほどある塔のそれぞれが巨大な顔で囲まれています。全ての顔が同じかと思いきや少しずつ違うとか。
それにしても大きい!!インパクト抜群です!!
バイヨン寺院の中は自由にどこでも見学できる感じがありました。中が入り組んで途中暗い場所もありましたが、寺院はそれほど大きく無いので1時間もあれば全体を見て回れます。
また、四面仏塔だけではなく壁面レリーフも見応えがありました。壁一面に浮き彫りされていてクメール軍の様子や当時の人々の生活の様子を見ることができます。
バイヨンはアンコール遺跡観光では定番中の定番でたくさんのツアー観光客も来ますので時間によってはかなり込み合います。写真目当てで行かれる方は早い時間帯に行く事をお勧めします。
タ・プローム
次にタ・プロームへ行って来ました。こちらの寺院は巨大なガジュマルの根が遺跡を包み込む様に侵食して、自然により大規模な破壊が進んだ遺跡です。人間の力なんてちっぽけなものだなと感じる寺院でした。
寺院の中はかなり崩れて来てしまっているのですが、寺院の外側も大きな石がゴロゴロところがり崩壊の後がそのまま残っています。いい写真を撮りたいが為に遺跡に登って写真を撮っている観光客が結構いて残念でした。
こちらが有名な木の幹の隙間から見えるデヴァターです。
それにしてもすごい幹です。自然の生命力の力強さを感じますね!
タ・プローム遺跡は崩壊が進んでいて崩れた石がゴロゴロとあり、そこに長い年月をかけ木の幹が覆いかぶさっていった寺院です。あえて綺麗に修繕しないでありのままの姿を見ることができる寺院です。個人的にはとても見応えがあった寺院でした。南国の鳥が鳴く空間でコケが生え崩れた寺院の壁や巨大な木の幹を見ているとタイムスリップしたかの様でした。
プノン・バケン
小高い丘の上に建てられたヒンドゥー教寺院です。山の山頂まで車は入っていけませんので下から徒歩で上がっていく必要があります。徒歩で15〜20分ほどで頂上に到着します。夕日鑑賞で有名なスポットで早く到着しないと入場制限で入れないこともあります。
山頂からのアンコールワット
遠くから見ると周りには木がうっそうと茂っている様に見えて神秘的な感じがします。
最後に
以上で1日遺跡観光は終了です。夕方5時前にはホテルの方へ戻りました。朝に到着するフライトで来て11時頃からの観光でしたがかなり有意義な観光ができました!特に焦って周った訳でもなかったので、朝一から観光できる方はあと2〜3寺院は周れると思います。その他帰りがけに見かけたのですが、かなり雰囲気が良い寺院もたくさんありましたので、数日滞在される方であれば小さい遺跡も是非足を運んでみてください。
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